日本人でよかったポスター炎上について

日本人で良かったポスターが話題になってるが、このポスターなんの意味があるのかね。このポスター作った人は何を狙ってるのか。

何が悪いんだ?みたいなツイートあるけど、いや、『日本人で良かった』と思うこと自体は何の文句もない。

自由ですよ。ツイートするも友人知人に話すのも自由でしょう。

でもこれポスターにしてるわけでしょ。ポスター作って貼りだすのは何らかの目的があるわけで。

その目的が「私が日本人で良かったと思っていることを全く知らない人に伝えたい」てこと?

どうでもいいけどあなた誰?て話でしょ笑

ポスターには「誇りを胸に日の丸を掲げよう」と書いてあるのでこの考え方を広めるのが目的なのだろうが、このポスターいくら作っても意味ないだろ。

「日本人で良かった」思う人もいっぱいいるし、思ってない人もいっぱいいるだろうよ。そして思わない人には思わない理由が何かしらあるわけでしょ、それは将来世代へのツケ回しで膨れ上がった1000兆円の政府の借金かもしれないし、子どもを保育園に入れられなかったことかもしれないし、ほかの何かかもしれない。

いずれにしても「日本人で良かった」と思ってない人が「日本人で良かった」と思うようになるのは上記の原因が解決した時であって、間違ってもこのポスターを見た時ではないですわな。

このポスターが上記の問題を解決するのに役立つか?ほぼ関係ないでしょう。

必要なのは具体的な政策とそれを実行できる実行力を持った政治家、さらにはそれを国民が選べるかどうか、ということで。「誇り」ではないわな。

道徳を教える必要はあると思うが、「愛国心」を教える、というのはよくわからない。国が愛されるかどうかはその国による。国が愛される状態なら国民は国を愛するし、そうでなければ国は国民に愛されない。当たり前の話でしょう。

だから国民がどんどん餓死するようなどこかの独裁国家がいくら「国を愛しなさい、誇りを持って国旗を掲げなさい」と言ったところで愛されるわけがない。逆に日本国が「日本人が愛するに値する国」であるならこんなポスター必要ないでしょう。何も言われなくても心から日本を愛するでしょう。

つまり日本を愛している人にはこのポスターは不要であり、そうでない人に対してポスターでいくら何を言おうが意味が無い。ポスターがいくら増えても日本自体に全く変化ないのだから。

なので、このポスターの存在は全く謎。本質を全く考えずに表面的に体裁を整えようとしているようにしか見えない。

◆本質を考えるというのは、例えば「朝まで生テレビ」のように日本のいろいろな問題について深く議論し考えることだろう。別に朝生に限らずいろいろな人がいろいろなところで考えているでしょう。だから、日本をよくするためにこの問題に関してこうしましょう!!というポスターならわかるのだが、いきなり「私日本人でよかった。誇りをもって日の丸を・・・」って何なんだよ(笑)

「とりあえず愛しましょう」て宗教かよ!!全く意味がわからない。もしこのポスター見て誇りを持った人がいるとして、その誇りにどれほどの価値があるのか。「いや、よくわかんないけど、とりあえずポスターに書いてあったんで・・・」

こんな自分の頭で考えられない仲間を増やしても意味ないだろ(笑)


この国のためにこの国の本質をとらえて行動しようとする人は、考えるなり議論するなり具体的な政治的行動をとるなり、この国を本質的に良くするために必要な具体的行動をとるはずです。「日本人でよかった」ポスターを貼ることは全く具体的な行動ではないですね(笑)具体性ゼロ。ただの洗脳。

ポスター見た人に、「日本人でよかったと言ってる人がいますよ~、あなたも日本好きですよね~」となんとなくの雰囲気を植え付けることが目的なんでしょう。日本人は「みんなと同じ」が好きですから。

まあある意味で政治的な行動ではあるだろうが、「この国の本質的な問題の解決」には全く寄与しない。本質はどうでもいいのでしょう。とにかく数を増やして政治的に優位に立ちたい、ということだけ。自分と違う価値観は認められない、許さない。だから自分と違う考えの人と議論なんかしませんよ。とりあえずポスターを貼る。ポスターからそんな考えが透けて見えるから「気持ち悪い」「怖い」という声が続出するんでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。