PrimaryScrollController | Decoding Flutter
新しい回が出ましたね !
訳は文字起こしに日本語もありますのでそちらをご覧ください。
とりあえずざっくりまとめたいと思います。
=> ListView内の二つの項目を紐づけて、あるカードの特別なアイコンをクリックしたら別のカードへスクロールする場合。
=> AppBarをタップしたらListViewの最上部(top)に戻る挙動。
このような場合(他にもスクロール位置を取得したりコントロールしたり、プログラマティックにスクロールさせたりする場合)、ScrollControllerが必要になりますね、と。
基本的にスクロールするものは全てScrollControllerが必要。ListViewなどにScrollControllerを渡さずに生成した場合は、内部で自動的にScrollControllerが生成されている。
各Routeで自動的にPrimaryScrollControllerなるものを生成してInheritedWidgetの仕組みによってサブツリーと共有する。(Theme.of(context)やMediaQuery.of(context)などと同じように)
PrimaryScrollController.of(context,)
で取得できる。これを使ってスクロール位置の取得やスクロール操作を行うことができる。
ListViewなどにはprimaryプロパティがあり、
primary: true
にするとそのListViewはPrimaryScrollControllerを自身のcontrollerに設定する、という仕組み。
(PrimaryScrollControllerも含めて)ScrollControllerは、複数のScrollableと紐づけられることを嫌う。その場合、
“The ScrollController is attached to multiple scroll views.”
エラーが発生する。
モバイルは画面が小さいためListViewなどが複数同じ画面に存在することがあまりなかったが、web/desktopではより発生しやすい、ということになる。
(しかしFlutter3.3以降では、web/desktopのprimaryプロパティの値がデフォルトでfalseになったので、我々が何もしなければ基本的にこのエラーは発生しないようになった。)
Flutter3.3以降はprimaryプロパティのデフォルト値は
モバイルではtrue、…